針灸治療顔面神経麻痺は90%に効果!

顔面神経麻痺は90%に効果!

顔面神経麻痺は顔面の表情筋の運動機能障害を主な特徴とする病気であり、年齢や性別、季節を問わず発症します。
中国医学ではこの病気の原因は人体の正気(正気とは人体の抵抗力、自身の修復能力、環境に対する適応能力と言う意味です)が低下し、不足するため、風寒の邪気が顔面の経脈(経脈とは血気の運行の主要な通路で、経絡系統の中で直行する主要な幹線と言う意味です)を侵し、気血が滞るため引き起こす疾病です。

このほか、顔面神経麻痺を誘発する原因の1つに精神面でのストレスか重要な要素として考えられます。発病する前に、一部の患者は相当心身が過労、睡眠不足で、および体の調子が悪いなどの状況が見られたと考えられます。

この病気の主な症状は突然起き、一部の患者が発病数日前に、風邪の症状や、顔面部と耳の後に痛みを感じることがあります。多くの症状は朝起きたら突然片側の顔がひきつれて眼が閉じず、流涙し、口の一方が曲がって、飲み食べ物がこぼれ、よだれも出てしまう等の症状であります。

針灸の治療は「扶正祛邪」(抗病力を高め,病気のもとを取り除く)、顔面の表情筋の運動機能障害を改善し、血行を良好にし、回復を促進させます。治療が早ければ早いほど効果が良く、治療期間も短くなります。特に病気になった1週間以内にタイムリーな針灸治療すれば、有効率は90%以上に達することができます。それで、WHO(世界保健機関)では針灸の適応症の一つに認められました。

当院、顔面神経麻痺を治療の数ある中のお喜びの声

  • 札幌市北区 60代女性の投稿

日頃からあまり丈夫でない私ですが、昨年までは太陽の光を浴びながら二頭の愛犬と好きな庭いじりを楽しみ、わずかな野菜をつくりながら充実した毎日を過ごしてきました。
その平凡で当たり前のことが、突然当たり前でなくなった時を想像できるでしょうか。
それは、昨年の2月のことです。頭に強い重圧感と突き刺すような痛みが、頭と耳を巡り、内科や耳鼻科を2週間ほど駆け回りましたが、症状は相変わらずでした。そして朝、嫌な予感がして鏡を覗き、思わず顔を覆ってしまいました。眼は開けられず、口は半分曲がり顔も変形し、麻痺していたのです。
食べ物を飲みこむのもままならず、口から流れ出してしまうのです。外に出られない、主人や娘と歩くこともできない、どん底に落ち込みました。すぐ脳神経外科を受診しました。診断の結果は、ウイルスが、眼から入ったとのことでした。先生(お医者様)に「治りますか?」と尋ねますと、「治るか、治らないか、私にはわかりません」との冷ややかなものでした。嘘でもいいから、「治ると思います、頑張りましょう」といって欲しかったのです。ショックのあまり涙も出ませんでした。
そんな私を娘は、すぐ中国針灸院の史青山先生に診てもらうように勧めてくれました。針灸院を訪れると、そこにはバラの花が飾られ、問診のため話を聞いて下さる奥様は、そのバラよりも美しく心優しい方でした。そして先生も心温かくご信頼できる方でした。この先生でしたら、絶対治していただけると、確信し毎日通院いたしました。
その甲斐があり一日一日良くなりました。先生や奥様から「よくなってきたね」と言われ、自分の顔を鏡に映し回復の様子を実感して、幸せと先生への感謝の念を深く感じております。そして私は、5月の中半まで約3カ月通院させていただきましたが温かい“ねぎらいと励まし”の言葉をかけていただき、喜んでくださった奥様のお顔が今も思い出されます。
そしてその後、好きな庭いじりと何もなかったかのように、唄仲間とカラオケを楽しんでおります。今在るのは、史先生のお陰と思い日頃の健康の有り難さに感謝しております。
昨年の秋も終わる頃、19年も共に過ごした二頭の愛犬も旅立ち、今は気まぐれの愛猫とそれなりの充実した日々を過ごしております。
冬が去り春を迎える今日この頃、あれから丁度一年が立ちましたが、つい昨日のように思い出されます。
史先生と奥様のご清祥を心よりお祈りいたしております。ありがとうございました。

平成22年3月9日