針灸治療は帯状疱疹に明らかな効果があります

中国医学は帯状疱疹が腰を巻きつけるように帯状に発生、分布する特点なので「纏腰火丹」とも言われています。この病気は情緒内傷のため、湿熱内蘊、肝胆火盛、外感邪毒の原因となります。
帯状疱疹は腰部、前胸、腹、背部などに多発する突発性ウイルスの感染性皮膚疾病です。春、秋季に多発すると激しい痛みの特徴であります。
帯状疱疹ウイルスが潜んでいるのは主に神経組織です。したがって発疹は神経の分布に沿って出現します。高齢者の場合、後遺症として帯状疱疹後神経痛と呼ばれる「疼痛」が長期にわたって続くことがあります。また顔面神経領域の帯状疱疹では水疱が耳介、外耳道などに出てラムゼイハント症候群と呼ばれる顔面神経麻痺の症状が出てきます。

針灸治療
まず帯状疱疹の先端と末端(疱疹が出たところは末端、前へ延伸したところは先端と言う)を明らかに識別して、次に針で先端と末端を点刺する、その次に曲池、血海、委中、陽陵泉、太衝穴を取る。
処方義解
局部の点刺するによって、気血疏通、消炎鎮痛、淸瀉邪毒の効果があります。曲池穴は疏風解熱の作用があり、血海、委中穴は清瀉血熱し、陽陵泉、太衝穴が肝胆の湿熱を清瀉する事ができます。

私はこの10数年の中に帯状疱疹の治療で会得したことは、鍼灸で治療する事により帯状疱疹は確かな効果があります。
その鍼灸治療の明らかな効果は主に4つがあります。

  1. 痛みを止める効果が速い。一回目の針刺した後で、95%以上の患者はすぐに激しい痛みが急速にやわらく事を感じます。
  2. 水疱が早くくぼみ、かさぶたも早く取れ、全快が速くなります。
  3. 病気の経過を短縮することができます。
  4. 早期の治療は治癒率が90%以上です。

したがって、私は鍼灸で帯状疱疹の治療は最も良い選択をする事だと思います。