針灸は痛みを治療することができます。多くの人がすでに承知の事と思います。

しかし、あなたはご存じでしょうか?

針灸は骨粗鬆症の治療もでき、骨梁の生長の回復を扶助できるのです。

骨粗鬆症は骨折を起こしやすい

骨粗鬆症とは骨の支持性が低下するため、脊柱や四肢骨、ことに大腿骨頸部の骨折を起こしやすくすることや、何かの動作をする時突然腰背痛が起こり、ひどい時は起居不能になるなどがその代表的臨床症状であります。

老婦人が咳をしたら激しい腰痛を起こし動けなくなったというような場合には、胸腰椎の圧迫骨折を考えなければなりません。また転んで動けなくなった場合には大腿骨頸部骨折が疑われます。

骨粗鬆症と女性

骨粗鬆症は女性の証例でとても深刻です。
ここ数年来絶えず増加しています。
日本では、約1,000万人の患者さんがいるといわれており、高齢者人口の増加に伴ってその数は増える傾向にあります。

骨粗鬆症は女性でも分泌されている男性ホルモンの欠乏によると考えられていますが、胃切除とか腎の透析など人工腎臓使用後、全身的重篤疾患のあとにも起こります。
骨粗鬆症は無声無息の病気で患者が往々骨折してからやっと自分が病気になることを知ります。骨粗鬆症は西洋医学では治療がなかなか困難です。骨粗鬆症の針灸療法は近年来のやっと研究された新しい治療法です。

骨粗鬆症は退化性の疾病

中医学では骨粗鬆症は退化性の疾病です。
中医学の理論により主に脾・胃の機能が不足し、又、加齢も関係があります。

標(症状)の治療する角度では、鍼灸は関節の痛みを軽減することができます。
痛みの問題を解決した後に、転じて根本(原因)的に治します。鍼灸は老衰を遅らせる事についても効果があり、脾・胃の機能を改善することができ、体を強化してカルシウムなどの栄養の成分吸収する能力を増強することができます。

鍼灸の後、患者の体内のエストロゲンも明らかに高まり、それによって骨梁が成長することを促進することができます。そのため鍼灸が骨粗鬆症に対し大きな効果があります。標の治療することができ、同じく根本的に治すことができるのです。

臨床研究では患者が鍼灸の治療法による場合と、単にカルシウムの質とビタミンDの薬物を服用する場合と比較すると、針灸療法の方かはるかに効果が良いと分っています。